赤ワインすきです。白より赤派です。
こんばんは、ほろよいな北京ダックです。
ちなみに、日本酒(辛口)とウイスキーとブランデーと焼酎(米、黒糖)もすきです☆
グランマニエはチョコレートにちょっと振りかけてみるのがいいよね!
先程ブログ更新しましたが、もう一回投稿。本の感想です。
映画の感想も書きたいですが、まあ、それは次回。
浅田次郎『沙高楼綺譚』
…今更ですが、浅田先生を読んだの初めてなんです。
今まで読むきっかけがなかったもので。
結論からいいますと、とても好きです。
面白い。
あらすじとしては、お金持ち達が「沙高楼」というビルの最上階に集まって、「忙しい暇人」達を一時慰めるために自身の、不可思議で世間一般ではとても口にできないような体験を話すというもの。
繋がりのある一夜の短編集ともいえる内容ですが、そのひとつひとつが実に濃密で、作りこまれていて、この資料を集める・(作者が)体感する・実感するだけでものすごい労力が必要ですね。
それをこんな流麗で、肌に沁み込むような文章で表せるなんて…!
切なさと、さまざまな想像力とを喚起させられます。
一番好きなお話は「百年の庭」ですね。(題名あってるかな…?)
庭ものって謎めいて郷愁をさそいつつとてもミステリアスで、ミステリファンにとっては是非一度は扱ってみたいテーマです。
でもってマダム(※ホストの男性)は三輪さんとしか思えn(ry)
神山 裕右『カタコンベ』
あらすじ:ケイバー(洞窟に潜る人=caver だと思われ)東馬が、事故で閉じ込められた洞窟探査チームを救出に行くというお話。過去の事件・因縁が絶妙に絡むサスペンス。
これも面白かった。
ケイビングというスポーツはまったく知りませんでしたが、とても細かく調べてあって臨場感が伝わってきました。
縦穴洞窟に入るなんて…なんて死亡フラグ…!という期待を裏切りません(笑)
フラグ立ちすぎです彼ら。
洞窟っていうのは現代人の多くが直接触れたことがないテーマだと思うのですが、その場にいるような湿り気や暗闇をそばに感じました。
なんとなくミステリの論理と経験を用いて犯人に検討をつけていたら当たっていましたが、そういうのとは関係なく楽しめる小説です。
ゲームにできそうです。
個人的に、山犬は本当に存在するということで。
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